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西軍のつわものたち [歴史]

yjimage.jpg 大河ドラマ「真田丸」いよいよ関ヶ原の戦いのシーンが近づいてきました。私は西軍の石田三成、小西行長、宇喜多秀家、大谷吉継の四将はよく頑張ったと思います。なぜなら東軍は徳川家康(井伊直政、本田忠勝)を筆頭に福島正則、黒田長政、細川忠興、藤堂高虎ら全員が戦に参加していたのに対し、西軍は毛利秀元、吉川広家、長曾我部盛親、島津義弘らは終始、日和見で戦に参加しておらず、極めつけは小早川秀秋が裏切ったからです。
西軍は小早川が裏切るまで、互角もしくは優勢であったと史実で書かれており、いかに四将が奮戦していたかを伺い知ることができます。
とりわけ大谷刑部少輔は敦賀5万石の小大名でありながら3000の兵を集め、藤堂、京極軍と互角にわたりあい、また裏切った小早川15000の軍を一度は松尾山の麓まで押し返しています。大谷吉継は文治派の武将のように語られることがありますが、武人としても優れていたと考えられます。
また吉継は義に厚い武将です。豊臣家に対する忠義、石田三成という友への友情を重んじ、徳川家康という大大名に戦いを挑みました。大河ドラマでよく出てくる伊達・前田・黒田・毛利・直江などは結局、義よりも家を優先し、家康と戦わなかったのです。要は彼らは家康が怖かったのです。
その点、大谷吉継、石田三成、真田幸村はみな義を貫くために戦った英雄だと私は思います。




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