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歴史に学ぶ1 [歴史]

昨日と一昨日に尖閣問題について私見を述べさせていただきました。
今日はそれとの関連で日本史のある事例について述べさせていただきます。
平安時代後期に奥州藤原氏が築いた独立王国がありました。
その国は朝廷(中央)とは無縁の、仏道に基づく楽土を築いていました。
中尊寺金色堂はその象徴です。
この国は釈迦仏に充ちた国であり、極めて平和主義の国でした。
4代目の泰衡は自国が他国に攻めない限り、攻められることはないと考えていました。
鎌倉の頼朝が平泉に義経を匿っていることを泰衡に糾弾した際、彼は徹底恭順すれば
鎌倉に攻められないと考え、義経の首を差し出しました。
しかしその甲斐なく、鎌倉軍10万の大軍に攻められ、独立王国はあっけなく滅ぼされました。

私の言いたいことは攻めたいと思っている国にいくら上図をしても、攻められるのです。
仏様にいくら祈っても、仏様は国を守ってくれないのです。
平和主義というのは一見良い言葉のように聞こえますが、無責任な言葉なのです。
ならずもの国家に対して平和主義は通用しません。
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