民進党の党役員人事

私は民進党の支持者ではありませんが、幹事長を野田佳彦元総理にした人事は大変良いと思います。旧民主党の政治家だからといってすべてダメなわけではありません。鳩山由紀夫とか小沢一郎はアホな政治家ですが、野田氏はバランスのとれた良い政治家であると思います。
総理時代に消費税法案を当時の野党自民党、公明党と協議を重ね、成立させました。その際、なぜ消費税を上げる必要があるのかを国民に丁寧に説明していました。また、「まずは隗から始めよ」という言葉を合言葉に身を削る改革（例えば議員報酬の削減但し2年間限定）を実行しました。さらに尖閣諸島を国有化しました。
野田元総理が質疑する時は自民党の党員も緊張感をもって答弁しているのが国会中継などからわかります。与党も一目を置いているからです。

民進党という党

同じ政党の人間であっても様々な考えがあるのは確かです。
しかしあまりに違う考えをもっている者どうしが同じ政党にいるのはよくありません。
もし同じ船に船頭が二人いたら、船の進行方向が定まらず目的地にはたどり着けません。
民進党の場合、例えば安保政策についていえば、共産、社民と同じスタンスをとる党員がいる一方、他方で安倍政権と同じスタンスをとる党員もいます。
安保は国政の中でも最も重要な問題の１つであって、党は統一した見解をもっていなければなりません。今回の党首選候補の蓮舫氏と前原氏とでは安保についての考えに大きな隔たりがあります。
こういう党はまとまりがなく、危うさを感じます。私は支持できません。

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