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後期高齢者(75歳以上)の医療費負担 [社会]

昨年12月に財務省の社会保障見直し案で75歳以上の高齢者について、医療費の自己負担を2割にするという案が発表されました(来年度以降)。これはあくまで、案であってまだ決まったことではありませんが、そうなる可能性は高いと考えます。ちなみに現在の後期高齢者(75歳以上)の自己負担額は1割です。

まず、保険料や医療費の自己負担額は税ではないと考えられています。その理由は税は一方的に徴収され、返ってくることが基本的にないものですが、保険料や自己負担額は、医療サービスという形で返ってくるものと考えられているからです。つまれ対価性があるものと考えられているのです。
したがって、保険料を上げたり、自己負担額を上げることは消費税を上げるよりも、はるかに敷居が低いものなのです。

次に団塊の世代(現在71歳~68歳)の人たちが後期高齢者(75歳以上)になった場合の社会保障費は莫大なものになると言われています。おそらく、消費税を10%から段階的に引き上げていくでしょうが、現在の1割負担は維持できないものと考えます。
お年寄りの反対があったとしても、1割5分は負担することになると思います。すなわち現役世代(3割)の半分です。





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