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満州国5(最終章) [歴史]

私は4回にわたって満州について語りましたが、何も満州事変を正当化するつもりはありません。
満州は日本とは明らかに異なる地域であり、同事件が国際法違反であることには間違いありません。
しかし、満州事変を中国国民の恥というのは言い過ぎです。中国はいつも日本に対して歴史を直視せよといいます。しかし、中国も歴史を直視すべきです。中国は満州事変と日中戦争を同列に論じて、1931年~1945年に起こった事件をすべて中国国民に対する罪と断じます。しかし満州国1から満州国4で論じたように中国は満州民族、満州の歴史をまったく無視して、満州事変を語っています。すなわち、日本が中国固有の領土を無理やり切り取り、中国最後の皇帝を無理やり連れてきて、傀儡国家を建設したように述べているのです。

また、わが国の日本史、世界史の教育も正確に教えているとはいえません。例えば、清=中国のように高校教師は教えているように思えます。清の成り立ちを正確に教えないと、満州事変やラストエンペラー溥儀を理解することはできません。

これが、私が今回、満州国を取り上げた理由です。









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