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北方領土問題(日本側の主張) [国際]

1941年に日本と旧ソ連は日ソ中立条約を結んでいました。
1945年8月9日にソ連は満州・南樺太・千島列島に侵攻してきたわけですが、その時点でも上記の条約は有効でした。なので日本はソ連とは交戦しておらず、ソ連が一方的に攻めてきたわけです。
要するに日本はアメリカとは戦争をしたが、ソ連とは戦争していないといっているのです。
現に、その当時の日本軍の守備兵たちはソ連が攻めてきたとは思わず、アメリカが攻めてきたと思ったらしいです。ソ連は間違いなく、汚い手を使いました。関東軍の精鋭は既にほとんど南方へ送られていたため、一般人の兵隊しか残っておらず、ソ連の大軍とまともに交戦できなかったのです。

次に日本は1951年のサンフランシスコ講和条約で千島列島を放棄しましたが、北方領土は千島列島に含まれないというのが政府見解です。仮に含まれると解釈されたとしても同条約にソ連が調印していないので、ソ連との関係では千島列島を放棄したことにはなっていないと主張しています。

次回はロシアの主張について述べさしていただきます。




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