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終戦記念日に思いをはせる [歴史]

今日8月15日は日本が戦争に負けた日であり特別な日といえます。
国民の皆様それぞれに様々な思いを抱かれることだと思います。
私はこの日を迎えると一番最初に思うことは現在のわが国の領土問題です。
北方領土問題、尖閣問題、竹島問題は日本が敗戦したことにすべて起因しています。
日本が敗戦したとき日本の統治権はアメリカGHQに移り、日本の軍隊はすべて武装解除されました。後に自衛隊の前進が創立されましたが、それも極めて抑制的に行使(憲法9条)しなければなりませんでした。本来アメリカが日本の国境管理を徹底しなければならないのに、中途半端な管理をしたことが今日の領土問題を引き起こしたのです。

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歴史に学ぶ2 [歴史]

昨日は日本史でしたが今日は世界史のある事例を取り上げたいと思います。
1930年代、ナチスドイツはオーストリアを併合し、さらにチェコにズデーテン地方の割譲を要求しました。その際、国際連盟の常任理事国たるイギリスとフランスはドイツがこれ以上の領土要求をしないことを条件にズデーテン地方の割譲を許可しました(ミュンヘン会談)。
これがいわゆる宥和政策です。この結果何をもたらしたかは周知の事実です。後の第二次世界大戦で何千万人もの人が死亡しました。領土問題の安易な妥協は不幸をもたらします。

現在日本と中国は尖閣問題で激しく対立しています。そんなさなかにもわが国の大企業の人間の中には尖閣を割譲してもよいのではないかと言う人がいます。
彼らは中国に進出している企業の役員であることが多く、領土問題でもめることにより自社の売り上げが下がることを懸念しているのです。しかし前の記事で述べたように尖閣諸島は日本にとって死活問題になるほどの経済的利益を有しているのです。一部の大企業のエゴイズムにより国益を害すわけにはいきません。もし中国進出企業に安易な宥和策を述べる者がいれば、その者が所属する企業の製品の不買運動を展開してでも、彼らの愚策を防がねばなりません。
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歴史に学ぶ1 [歴史]

昨日と一昨日に尖閣問題について私見を述べさせていただきました。
今日はそれとの関連で日本史のある事例について述べさせていただきます。
平安時代後期に奥州藤原氏が築いた独立王国がありました。
その国は朝廷(中央)とは無縁の、仏道に基づく楽土を築いていました。
中尊寺金色堂はその象徴です。
この国は釈迦仏に充ちた国であり、極めて平和主義の国でした。
4代目の泰衡は自国が他国に攻めない限り、攻められることはないと考えていました。
鎌倉の頼朝が平泉に義経を匿っていることを泰衡に糾弾した際、彼は徹底恭順すれば
鎌倉に攻められないと考え、義経の首を差し出しました。
しかしその甲斐なく、鎌倉軍10万の大軍に攻められ、独立王国はあっけなく滅ぼされました。

私の言いたいことは攻めたいと思っている国にいくら上図をしても、攻められるのです。
仏様にいくら祈っても、仏様は国を守ってくれないのです。
平和主義というのは一見良い言葉のように聞こえますが、無責任な言葉なのです。
ならずもの国家に対して平和主義は通用しません。
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