SSブログ

昨今の米中対立は単なる経済問題ではない [国際]

昨年の後半あたりから、米中の貿易問題が激化しています。
表面上はアメリカの中国に対する貿易赤字が問題化されていますが、対立の本質は貿易赤字ではありません。

アメリカが懸念しているのは中国の軍事的な野望です。ファーエイ、アリババといった通信大手は莫大な利益を上げ、その利益で軍事的技術を開発しているのです。それらの企業は無人飛行機、AIロボ、ステルス戦闘機等にその技術を注入しています。つまり、情報技術の軍事転用です。中国の大企業の社長は中国共産党員でもあります。日本の大企業の社長とは違うのです。ですから、中国に純粋な民間企業というものはなく、中国政府はこれらの技術をいかようにも利用することができるのです。

元々、これらの技術はアメリカが最も進んでいたのですが、いまやアメリカの技術を脅かすほどに中国の技術は進歩しているのです。これに対して、アメリカは危機感をもつようになったのです。アメリカはこれらの企業を潰しにかかっているのです。

アメリカという国は軍事的脅威にさらされるのを極端に嫌います。旧ソ連によるキューバ危機の時がそうでした。中国が野望を捨てない限り、この問題は永遠に続くと思います。








nice!(12)  コメント(0) 

nice! 12

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。