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浅野内匠頭の評価 [歴史]

12月14日は赤穂浪士討ち入りの日です。
浅野内匠頭のことを組織の長として最低な人物などと評価する方が最近、多いです。つまり家臣たちのことを考えずに一時の短気でお家をつぶしたというのです。

しかし、これは現代の価値観で考えるなら、そういえるかもしれませんが、当時の武士の価値観から考えれば決してそうとはいえないと思うのです。武士が万座で恥をかかされる行為は刀で切られるのと同じことを意味しました。ましてや浅野内匠頭は5万石の大名です。むしろ吉良上野介は武士でありながら武士の精神を忘れていたといえます。吉良家は高家という宮中の作法などを教える家であったため、平家のように公家化していたのだと思います。とはいえ、吉良家は公家ではなく、武士なのですから、決して大名に対して、恥をかかせる行為をしてはならなかったのです。武士道に反したのは浅野ではなく、吉良なのです。




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